キムタク“無限の感激”「気持ちで表現してくれた」カンヌ観客総立ち
2017年05月20日 05:30
芸能
不死身の侍が、両親を殺されたヒロインのために剣客集団と熾烈(しれつ)な戦いを繰り広げる物語。観客は、木村の体を張った殺陣や鮮やかな武器さばきに拍手と歓声を繰り返した。痛々しい場面で笑いが起きるなど、日本では考えにくい反応も。300人の敵と斬り合うクライマックスでボルテージは最高潮に達し、主人公がヒロインのピンチに駆け付けると「待ってました!」と言わんばかりの大歓声に包まれた。
タキシードやドレスに身を包んだ観客の生き生きとした反応に、木村は「身の置き方はフォーマルなんだけど、映画の楽しみ方はカジュアル。一方通行ではない、コミュニケーションが取れた」と感激。本編が終わった後も総立ちの拍手がエンドロール終了後まで続いたことに「言葉でも文字でもなく、気持ちで見終わった後の表現をしてくれた。どの人を見ても僕らに笑いかけてくれていたのが、凄くうれしかった」と喜びをかみしめた。
グループ解散から4カ月半。海外メディアからは「寂しくない?」と聞かれたというが、「自分の中で引きずっていたら、今日も(レッドカーペットを)歩けなかったと思う」と新たな気持ちで臨んだことを強調した。カンヌ参加は04年の香港映画「2046」以来13年ぶり。主演作および邦画では初めてだった。「またタキシードに袖を通せたら」。3度目のカンヌを見据えて、また新たな作品と役に取り組んでいく。