ざこば塞栓性脳梗塞で緊急入院 代役・米団治「早い回復を」
2017年05月29日 05:30
芸能
稽古着に着替えて準備を整えたが、共演者らが「おはようございます」とあいさつをしても「大丈夫や」と返すなど会話がかみ合わなかった。そのため、スタッフが救急車を呼んで緊急搬送。脳梗塞に加えて、左中大脳動脈閉塞症と診断された。手術は受けていないが、カテーテル治療を施されたという。
所属事務所によると、頭痛を訴えるなどの前兆はなかったが、血圧が高く、治療薬を常用していた。関係者によると、右脳に過去に脳梗塞を起こした痕跡があるのが2カ月前に受けた検査で判明し、本人は不安がっていたという。
現在は、意識ははっきりしており、話もでき、自分でトイレにも立てる状態という。医師からは「(発症から)2時間以内に処置できたことが大きい。運動能力にも記憶にも支障はない」と言われている。一方で「患部が言語をつかさどる部位に近いため、アドリブなどの瞬発力はリハビリ次第」とも指摘された。
出演予定だった舞台「銀二貫」(来月1日開幕、大阪松竹座)は俳優の高田次郎(85)、同じ事務所の落語家・桂米団治(58)が代役に決定。この日、稽古には高田が参加した。米団治はざこばも出演予定だった府内での一門落語会に出演後、取材に応じ「あとは早い回復を願うだけ」と話した。