最終回目前 「リバース」「人は見た目が…」「ボク、…」視聴率と違う高満足度ドラマ
2017年06月15日 17:04
芸能
視聴率では5%台だが、満足度では初回3・16から第7話で3・73と急上昇し、最終回前の第9話も3・70と高満足度の基準3・7を上回ったのが、桐谷美玲主演の「人は見た目が100パーセント」(フジテレビ、木曜よる10時)。ラブコメディの“コメディー”部分に特化したのが今作の特徴だが、最高値を記録した第7話では主人公の恋以外に、ブルゾンちえみ演じる聖良の片思いも加わるなど、恋愛パートが色濃く描かれたことで満足度を上昇させた。前回のラストでは両想いになったはずの主人公の彼(成田凌)が悪気なく二股交際していたことも発覚し「ラストに衝撃」(27歳女性)、「最後の最後で爆弾投下してくるとは思わなかった」(36歳男性)など、これも予想のつかない展開に最終回への期待度は高まった。
初回12%から最近では7〜9%と下降線だが、満足度は初回3・40から第7話で最高の3・82と高数値を記録しているのが亀梨和也主演の「ボク、運命の人です。」(日本テレビ、土曜よる10時)。神様が登場するというファンタジーだが、登場人物たちの細かな設定はもちろん、小道具やBGMも伏線にしてドラマチックな演出をする凝ったつくりが特徴で、「丁寧に作られたドラマ。展開も意外性があって面白い」(55歳男性)。最終回前の前回では、実は神が主人公の息子だったことが判明したが、最後まで丁寧な描写で完走できるか楽しみである。
視聴者数が少ない=低視聴率だからつまらない作品ではない。高満足度を記録する作品たちも評価されてしかりである。