香取&草なぎ&稲垣9月独立、中居残留…SMAP再結成に“壁”
2017年06月19日 05:30
芸能
3人は今月1日、一緒に都内で事務所幹部に会い退社を申し入れた。テレビ局関係者は「3人とも吹っ切れた様子だった」と話す。事務所は本人たちの意思を尊重。申し入れ後、関係各所との調整や手続きなどを済ませ、この日の役員協議で正式に認められたため、発表に至った。
元SMAPの5人はデビュー前日にあたる毎年9月8日が契約更新時期で「その3カ月前の今月8日まで」(事務所関係者)に意思表示する必要があった。
香取と草なぎは独立後、昨年1月の分裂・解散騒動で退社した元女性マネジャーと合流する。稲垣も同調するとみられる。同11月下旬に香取と元女性マネジャーが、SMAP時代のレコード会社担当者を交え、ひそかに会っている現場が目撃されるなど、元女性マネジャーは3人と頻繁に連絡を取り合っていた。
退社後の芸能活動が軌道に乗るかは不透明だ。テレビ局関係者は「事務所の影響力が強いテレビへの出番が減るのは間違いないでしょう」と話す。香取は絵画などアート方面の道も視野に入れ、草なぎは映画や舞台を中心に活動していく。クセのある演技で高い評価を得るようになった稲垣も、俳優業に力を入れていくとみられる。
残留を決めた中居について知人は「今のタイミングで事務所を出るのはベストではないと判断した。事務所への恩義を返すことも含めて、もっといい時が来るはずと信じていた」と説明。事務所側もジャニーズの屋台骨になる人材として強く慰留。「今年の春先までは4人で食事をしているとの話が聞こえてきたが、最近は聞かない。少し距離ができたのでは」(レコード会社関係者)という。
中居と木村の間には今も確執が残る。5人の関係は「4対1」から現在「3対1対1」とさらに複雑化。ファンがいちるの望みを抱いているSMAP再結成に向けて、物理的にも精神的にも障壁がもう一枚できたことは間違いない。