織田裕二「世陸」20年!日本男子短距離の成長に「20年前は考えられなかった層の厚さ」
2017年07月04日 18:09
芸能
注目は、今大会での引退を表明しているボルトのラストラン。「以前インタビューしたのですが、自分の中にある“子供っぽい自分”を体現している人だと思いました。“自分が少年だったらこうするよね”ということをやっている。イタズラしたい、皆をアッと言わせたい気持ちを持っている人なので、ラストランでもボルト劇場を期待したい。とにかく楽しませてくれるのではないか、目が離せないことをしてくれるのではないかと思います。ボルトは何をするのだろうとワクワクしながら見たいですね」と楽しみにしている様子だ。
もちろん、日本代表戦士にも熱いエールを送る。男子短距離は日本選手権の2種目制覇のサニブラウン・ハキーム(18=東京陸協)、多田修平(21=関学大)、ケンブリッジ飛鳥(24=ナイキ)、飯塚翔太(26=ミズノ)が出場。7月下旬以降に出場の可否が決まる男子400メートルリレーメンバーには桐生祥秀(21=東洋大)と藤光謙司(31=ゼンリン)が候補入り。97年から現地で観戦を続ける織田は、今大会における選手層の厚さに舌を巻く。「リレーだけでなく、個人でも戦うことができる選手がそろいました。これまでも1人、2人はいましたが、4人、5人いて、さらに多田選手も出てきた。20年前には考えられなかった」と感慨深げ。「層が厚くなると、どんどんレベルアップするのが面白いですね。リレーでは、誰を何走にするのかと想像するのも楽しい。これまでは予選で(エースを)“温存”する余裕がなかったのですが、いまは考えられるようになったのが日本の力だと思います」と本番に期待を込めた。
通信技術の進化やSNSの普及などにより20年前とは取材方法も様変わりしたが、今大会では現代のスタイルに合った“視聴者ファースト”のインタビューに挑戦したいという。「20年前にできなかったことが簡単にできる時代なので、リアルタイムで“こういうことを聞いてほしい”という声があれば、その声を反映できるにしたい」とコメント。番組作りに真摯に臨む“世陸の織田裕二”は今年も熱い。