中嶋しゅうさん遺作舞台 代役は斎藤歩 13日から上演再開
2017年07月10日 12:00
芸能
斎藤は2005年の舞台「桜の園」「コーカサスの白墨の輪」で中嶋さんと共演。同劇場は「中嶋さんのご生前から大変ご縁の深いこともあり、今回の難役へのご出演をお引き受けいただくこととなりました」と起用理由を説明。「急逝された中嶋しゅうさんの生前のご功績をしのび、謹んで哀悼の意を表しますとともに、キャスト・スタッフ一同は今後の公演に向けて尽力して参りますので、何卒よろしくお願い申し上げます」と呼び掛けた。
斎藤は既に稽古に入っている。カンパニーは5月から稽古をしており、この数日間で仕上げる急ピッチの作業になる。
中嶋さんは第1幕終盤にふらつき、約1メートル下の客席に転落。午後10時ごろ、救急搬送先の病院で死亡が確認された。
2012年、トニー賞5部門にノミネートされたジョン・ロビン・ベイツ氏の傑作戯曲。作家のブルック(寺島しのぶ)が、芸能一家の家族の秘密を書いた暴露本出版を宣言することから起こる対立を描く。中嶋さんはブルックの父で元映画俳優のライマンを演じた。