米倉涼子 5年ぶり「シカゴ」再演 共演女優絶賛の裏にある努力

2017年07月10日 10:30

芸能

米倉涼子 5年ぶり「シカゴ」再演 共演女優絶賛の裏にある努力
ブロードウェーミュージカル「シカゴ」で再び主人公ロキシーを熱演した米倉涼子 Photo By 提供写真
 女優の米倉涼子(41)が、5年ぶりにブロードウェーの舞台に立っている。主演ミュージカル「シカゴ」が3日(日本時間4日)、米ニューヨークの老舗、アンバサダー劇場で開幕。公演は13日までで、日本人女優が主演でブロードウェーにカムバックするのは史上初めての快挙だ。
 初日に劇場を訪れると、現地のミュージカルファンだけでなく、米国内に住む日本人や、日本から駆けつけたファンらで大盛況。30年近くニューヨークに住んでいるという日本人女性は「日本ではブロードウェーで主演することがどれほど凄いことなのかがいまいち分からないかもしれないけれど、本当に凄いことなんですよ!一度だけでなく再演できるなんて、考えられないことでした」と興奮気味に語った。

 ブロードウェーは歴史ある劇場が建ち並ぶミュージカルの聖地。世界中のアクターやダンサーが憧れるステージの中央で、米倉はライトを浴び、堂々と主人公ロキシーを熱演。全編英語のセリフに歌、ダンスの猛特訓を重ねて臨み、共演女優のアムラ=フェイ・ライト(56)は「涼子はとても一生懸命努力して、英語の発音もばっちり。非の打ちどころがない」と太鼓判。米倉自身も「歌が苦手だけど、今回は楽しく歌えるようになってきた」と成長を口にした。舞台中盤からは、心底楽しんでいる様子が客席からでも感じられるほど、生き生きと演じ、観客からは大きな拍手と歓声が送られた。

 共演者から「ウェルカム・ホーム!(お帰りなさい)」と歓迎された2度目のブロードウェー。「ホーム」として日米を行き来できる実力を十分に証明した再演となった。(記者コラム)
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