文枝“日本一の高座” 創作落語奉納、演目は「富士山初登頂」
2017年07月14日 05:30
芸能
16日で74歳の誕生日を迎えるとあって出発前、「(将棋の)藤井四段とは60歳も違うんですよね。体力も違うし。でも、負けないように、(藤井が対局中に食べる)チョコレートを持って行きます」と笑わせた。
今回の構想は3月、大阪・なんばグランド花月で開いた芸能生活50周年記念の落語会終了後、表明した。
文枝は13年3月、沖縄県今帰仁(なきじん)村にある世界文化遺産・今帰仁城跡で初となる落語会を開催。全国100カ所以上で開催する「六代桂文枝」襲名披露公演の一環で、12年10月に比叡山・延暦寺で奉納口上を行い、12月にはパリで公演した。当時、文枝は「世界遺産と落語はよく似合います。まずは日本の世界遺産を制覇したいです」と語り、今回、世界文化遺産登録された富士山での公演が実現した。
◇富士山頂での主なパフォーマンス◇
▼バイオリニスト・葉加瀬太郎(49) 気温5度の寒さの中、アルバム収録曲「万讃歌」を生演奏。「世界でもこんな高い所でバイオリンを弾いたのは僕だけ」と大喜び(13年8月)
▼7人組アイドルグループ・アップアップガールズ(仮) 全国ツアーの成功などを祈願。衣装に着替え1曲のみのスペシャルライブを実施。「アイドル界のトップを狙う」と意気込んだ(14年8月)
▼映画「るろうに剣心 京都大火編」大ヒット祈願 主演の佐藤健(28)と同じ事務所の俳優・長尾卓也(29)が登頂。劇場と山頂を生中継で結びファンらを喜ばせた。(14年8月)