作曲家の平尾昌晃さん死去 「カナダからの手紙」など多くのヒット曲手がける
2017年07月22日 21:52
芸能
ロカビリーブーム後は作曲を勉強し、67年に布施明の「霧の摩周湖」、梓みちよ「渚のセニョリーナ」で第9回日本レコード大賞作曲賞を受賞。70年代は五木ひろし「よこはまたそがれ」、小柳ルミ子「瀬戸の花嫁」、アグネス・チャン「草原の輝き」などを作曲、ヒットチャート上位に作品が並んだ。
74年に「平尾昌晃音楽学校(のちの平尾昌晃ミュージックスクール)」を創立。石野真子、狩人、松田聖子、倖田來未、後藤真希らを輩出。生徒だった畑中葉子とデュオを組み、78年に「カナダからの手紙」をデュエットし、大ヒットとなった。
日本テレビの人気ドラマ「熱中時代」シリーズやテレビ朝日系の時代劇「必殺シリーズ」、アニメ「銀河鉄道999」などの音楽も手掛け、80年代からは宝塚歌劇団の舞台音楽にも携わり、幅広く才能を発揮した。06年からは「NHK紅白歌合戦」で番組のフィナーレを飾る「蛍の光」の指揮を務めた。