五木ひろし 平尾さんに感謝「僕を世に出してくれた大恩人です」
2017年07月23日 05:30
芸能
山口さんが、自身が開業した銀座の高級クラブ「姫」の常連客だった五木寛之氏に「五木」の名前をもらっていいか尋ね、快諾を得た。
五木ひろしとしての再デビュー曲「よこはま・たそがれ」は、もともと山口さんの詩として存在していた。よこはま たそがれ ホテルの小部屋――最後の部分が「あの人は 行ってしまった」だったところ、平尾さんが「行って行ってしまった」と変更。山口さんも「凄くいい」とゴーサインを出した。
五木は同曲で日本レコード大賞の歌唱賞を受賞。NHK紅白歌合戦にも初出場し、スターの仲間入りをした。
「僕の運命は歌謡選手権の最初の2週で決まったようなもの」と回想。「お二人に出会わなければ売れないまま終わってたかもしれないし、歌手を辞めていたかもしれない。僕を世に出してくれた大恩人です」と感謝した。
今公演でも「よこはま・たそがれ」を歌い、23日の千秋楽では平尾さんの別の曲も歌う予定。「華々しい舞台で観客に訃報を伝えないといけないのはつらい。平尾先生への感謝の気持ちをステージから歌に込めておくることになる」と語った。