藤井四段34勝目 平藤七段は脱帽「もっと凄みを感じた。お見事」
2017年07月27日 14:12
芸能
「きょうは積極的に指そうと思って。その方針通りに最後まで指せたと思います」
売り出し中の若手に強いと言われる平藤七段が振り飛車で早めに攻めの姿勢に。だが、藤井四段は少しも動じずマイペース。持ち時間25分の早指し戦で自陣を堅め、中盤から攻撃に転じてそのまま勝ちきった。敗れた平藤七段は「(14連勝目の)前回よりもさらに倍ぐらい凄みを感じました。ちょっとありえないような活躍をできる実力を持っていますから。もっと凄みを感じましたね。お見事でした。情けない」と脱帽するしかなかった。
注目は次戦。第67期王将戦第1次予選の決勝で菅井七段と相まみえる。菅井七段は第2局まで進行中の第58期王位戦7番勝負で羽生善治3冠(46)=王位、王座、棋聖=に目下2連勝中と絶好調の強敵だ。B級1組の棋士とは公式戦で初の対戦となる。
「挑戦…。力負けしないように精一杯指したいと思います」
夏休みは「余裕ができたので」と将棋に打ち込める毎日。日々、着実に成長する中学3年生、15歳。乗りに乗る菅井七段から金星ゲットも夢じゃない。