乳がんから復帰のだいたひかる「信じられない」 病気公表後初の公の場
2017年08月01日 15:15
芸能
「まさかって。家系にもいなかったので安心していて。テロにあったような、もう仕事とかできないんじゃないかと思った。実感もなくて、最初は先生の話がお経を聞いているようでした。痛くも痒くもないのに、確実に乳がんだと言われて。あれよあれよと患者になっていきました」と振り返った。
診断はステージ2B。「乳がんは辛い決断が多い」としながらも「できればやりたくはないことだったけど、全摘も、抗がん剤も命に関わっているので、命のためだったので、乗り越えられない辛さではなかったなと、今では思う。必要になったら(右胸を)再建しようとは思っているんですけど、まだビキニを着る予定も需要もないのでやっていないです」と笑った。
こうやって復帰したことに「信じられない」と一言。「1年前の今頃は抗がん剤でひっくり返っていたので。それに比べると、こうやって立って、皆さんの前でお話できるまでに復活したというのは、身体もどこも痛くないですし、胸こそ取りましたけど、それ以外は特に変わりなく過ごせているので、復帰できたんだんという気持ちが嬉しく思っています」としみじみ。仕事への復帰は「R―1ぐらんぷりで優勝した時ぐらい嬉しかった。それ以来のテンションでした。人前に出るって日頃から美容にも気をつけよう思うし、ダラダラもしない」と充実の表情を浮かべた。
だいたは13年5月にアートディレクターの小泉貴之氏(39)と再婚。「(夫は)私と違って、凄いポジティブな人。がんになっちゃったけど、人間として深みを増している時なんだ!と言ってくれた。(治療の)その場その場で楽しんでくれて、夫が精神的にサポートしてくれて、落ち込まないですんだ。転移とか再発とかも虫歯だと思えばいいって。その都度、治療していけばいい。本当に助けてもらいました」と夫の献身的なサポートに感謝。結婚して4年、病気の治療を経て、「(夫が)ここまで頑張ってくれるとは思わなかった。小さなことから大きな決断まで、家族になったなと。絆が深まったなと思います」と話した。
現在の体調は「何事もなかったよう。身体もどこも痛くないですし、胸こそ取りましたけど、それ以外は特に変わりなく過ごせている」としただいた。「平凡が一番の幸せだな。痛くないって、それだけで幸せだなと思える。多少の悪口は今だったら許します」と笑わせた。