鉄板の「コード・ブルー」、ジワジワと「過保護のカホコ」急上昇中は「僕たちがやりました」
2017年09月03日 18:30
芸能
前作の7年前から変わらない人気俳優の集結とその成長ぶりが好評の要因だが、、他の医療ドラマにはなかった“リアル”が満足度を押し上げている。「事故現場でのシーンは、映像と音がリアルで思わず目を伏せた」(55歳女性)、「(医師たちの)服にカメラがついてたの?すごい!」(34女性)、「臓器提供、奥が深い。普通の医療ドラマと違う」(34歳男性)。第6話で描かれた臓器移植のエピソードでは、その一部始終が淡々と丁寧に描かれるなど、まるでドキュメンタリーを見ているような気にさえなる。
平均満足度2位は「過保護のカホコ」(日本テレビ系・水曜午後10時)で3・77(第6話まで)。初回3・66からジワジワ上昇し第5話と6話で最高の3・88を記録、後半に向けて勢いが増している。
「家族について考えさせられる」(22歳女性)、「いい感じに近づいてきたカホコとハジメなのに、ケンカしちゃってハラハラ。仲直りシーンが楽しみ」(55歳女性)…。高畑充希演じる過保護に育てられた主人公とその家族を描いたホームドラマを軸としながら、竹内涼真演じる麦野初とのやきもきさせられるラブストーリー的な要素もあり、見どころの多さが高満足の理由に。本編ラストの“別れよう”から次回予告で“結婚しよう”と真逆の展開をみせた第6話など、「予告が毎回衝撃すぎる」(34歳女性)という演出も“次回の視聴行動への効果を生んでいる。
満足度の上昇ポイントという観点でみると、初回2・91から第6話で3・64と0・73ポイントアップした「僕たちがやりました」(フジテレビ・火曜午後9時)。初回は高校生たちの陰湿な暴力描写が多くあったことから視聴者の評価はかなり厳しかったが、2話以降ドラマの軸である“爆弾事件の真相”が大きく動き出すと「まだまだ先が読めないのが楽しみ」(36歳男性)など、見逃せない展開の連続が満足度を急上昇させた。
視聴率では低迷している作品も多いが、ドラマは佳境に差しかかり、今後は急転直下の展開も珍しくない。終わってみると、視聴者の評価が当初と全く違うものに…というのもあり得そうだ。