桂きん枝 四代目桂小文枝を来春襲名へ「師匠に近づけるよう頑張る」
2017年09月04日 11:56
芸能
話が持ち上がったのは3年前。当初は荷が重いと断っていたが先輩らに相談し、一門の総意もあって、このほど襲名を決めた。会場では、師匠の高齢の妻(87)から寄せられた祝電が読み上げられると、涙をこらえるような場面もあった。
ただ、シリアスだったのは一瞬だけ。その後は上方落語界一の愛されキャラらしく、席を並べた一門の後輩・桂文珍(68)からいじられまくり。「こんな頼りない人に任せていいのかという声も」と言われ、横でトホホ顔。「襲名で一皮むけるかもしれない。そこで思い出すのは…」と下半身にまつわる暴露話も飛び出し「やめて〜」と悲鳴を上げた。
先輩の六代桂文枝(74)からも「気がよくて愛きょうがある。私は功労賞だと思っている」と祝いの言葉をもらったが、それも前振り。「はっきりいって一門の問題児。やる気満々だがずぼらなところもある。心を入れ換えて、いい小文枝が出てきたなあと思われるようになってほしい」とくぎを刺された。
それでも「明るさと何も考えない脳天気さ」(文枝)は全開で、最後までずっとニコニコ。報道陣も爆笑させ続け、名跡襲名後もいじられキャラは変わらないことを伺わせた。