桂きん枝 四代目桂小文枝を来春襲名へ「師匠に近づけるよう頑張る」

2017年09月04日 11:56

芸能

桂きん枝 四代目桂小文枝を来春襲名へ「師匠に近づけるよう頑張る」
高津神社にある五代目桂文枝の碑の前で並ぶ(左から)桂文珍、桂きん枝、桂文枝 Photo By スポニチ
 落語家の桂きん枝(66)が4日、四代桂小文枝を2019年春に襲名すると、大阪市内の高津神社で開いた会見で発表した。
 小文枝は明治時代に生まれた名跡。「上方落語四天王」の1人で師匠である故五代目桂文枝さんが襲名前に三代目を名乗っていた。今回は27年ぶりの復活となる。きん枝は「一歩一歩、師匠に近づけるように頑張りたい」と気合を込めた。

 話が持ち上がったのは3年前。当初は荷が重いと断っていたが先輩らに相談し、一門の総意もあって、このほど襲名を決めた。会場では、師匠の高齢の妻(87)から寄せられた祝電が読み上げられると、涙をこらえるような場面もあった。

 ただ、シリアスだったのは一瞬だけ。その後は上方落語界一の愛されキャラらしく、席を並べた一門の後輩・桂文珍(68)からいじられまくり。「こんな頼りない人に任せていいのかという声も」と言われ、横でトホホ顔。「襲名で一皮むけるかもしれない。そこで思い出すのは…」と下半身にまつわる暴露話も飛び出し「やめて〜」と悲鳴を上げた。

 先輩の六代桂文枝(74)からも「気がよくて愛きょうがある。私は功労賞だと思っている」と祝いの言葉をもらったが、それも前振り。「はっきりいって一門の問題児。やる気満々だがずぼらなところもある。心を入れ換えて、いい小文枝が出てきたなあと思われるようになってほしい」とくぎを刺された。

 それでも「明るさと何も考えない脳天気さ」(文枝)は全開で、最後までずっとニコニコ。報道陣も爆笑させ続け、名跡襲名後もいじられキャラは変わらないことを伺わせた。

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