柳家花緑「発達障害」告白のワケ「思い方によって生き方が変わる」
2017年09月05日 10:57
芸能
「先生に注意されても、おしゃべりが止まらない」といった多弁なところや、授業中に歩き回る多動性の傾向など思い当たる節があり、医師の検査を受けたところ「発達障害」と診断された。
緊張すると簡単な漢字が書けなくなることも分かり「自分はダメなんだ」と苦しんだ日々もあったという。それでも「病気を知ることができてよかった。知ることによって、劣等感や人より遅れているという気持ちがなくなった」と花緑。できないことで後ろ向きだったが、障害を知ることで気持ちが前向きになったと話す。
「障害であることにデメリットもあるけれど、反面いいこともいろいろある。落語って商売は多弁が生きている。障害はデメリットではなく、いい部分、突出した部分で自分が落語家っていう商売ができる」と花緑。その上で「自分の思い方によってレッテルはいいようにも張れる。思い方によって、生き方が変わるんじゃないだろうかな」。悩んでいるだけなく、自身の突出した良い部分を生かすべきではないかと説いていた。