藤井四段6敗目 新人王及ばず「ちょっと残念」40勝目持ち越し
2017年09月08日 05:30
芸能
互いに堅ろうな駒組みで守備を固め、カウンターを狙う展開。先に突っかけたのが後手の藤井だった。だがフリークラスを1年で脱出し、通算勝率7割以上を誇る若手の有望株・佐々木の絶妙な対応に思わぬ苦戦を強いられる。それでも終盤は優勢直前まで持ち込んだが、1分将棋のプレッシャーからか悪手を連発して自らの首を絞めてしまった。
「佐々木四段が正確に指され、こちらが崩れてしまいました…」。これで若手対象の一般棋戦(上州YAMADAチャレンジ杯、加古川青流戦)はいずれも準々決勝敗退。敗れた6局は全て20代の伸び盛り棋士で、分厚いプロの壁にぶち当たっているのが現状だ。
プロ通算39勝6敗。区切りの40勝目は14日に行われる次戦の順位戦(対佐藤慎一・五段)以降に持ち越された。