安室、熱唱の嵐 20周年は台風中止、故郷凱旋25周年で雪辱かなった
2017年09月18日 05:30
芸能
海風が心地よかった。22年ぶりに披露したデビュー曲「ミスターU.S.A.」。スクリーンに25年前の自身の映像が映し出され大歓声が上がる中、当時と変わらないハイトーンボイスを交え、初めてソロで歌った。
「いつものツアーとは違った楽しさも感じてもらえるとうれしい。25年間の歴史をたどるライブにできれば」
自ら選曲した。最年少で日本レコード大賞を受賞した「Don’t wanna cry」(96年)や、リオ五輪のNHKテーマ曲「Hero」(16年)など、オールタイムベストのような構成で、全27曲を披露した。
沖縄では史上最多となる観客2万6000人を動員。トークをせず、ひたすら歌い踊り続けるスタイルは故郷でも健在だ。ポニーテールを振り乱して汗だくで熱演し、ハイビスカスの髪飾りを着けて郷土愛も示した。
前日16日は「SUPER MONKEY’S」でデビューして丸25年の記念日。台風18号の接近で5年前の悪夢がよぎったが、無事に晴天に恵まれた。
12年は、開催2日前に中止が決まった。デビュー25周年イヤーに突入するタイミングで待望の野外凱旋ライブが実現。「安心感と懐かしさを感じる生まれ育った場所で、アニバーサリーイヤーをスタートできてよかった」。20日に不惑を迎える永遠の歌姫は「また遊びに来てね」と呼びかけて約2時間のステージを締めくくった。