安室奈美恵 20年前のインタビューで語ったこと…「引退」は最後の目標?
2017年09月21日 10:30
芸能
がむしゃらに駆け抜けた10代を「幸せ」と言った一方で、将来への漠然とした不安を口にした。「いまは常に迷っています。最初のころはコンサートしたい、ミリオンセラー出したいって、たくさん目標があった。でもそれは全部かなえられた。でもかなえられそうにないのが目標じゃないですか。だから目標がかなえられた時に、その後に何もなくなっちゃうんですよ」
じゃあどうする?の質問に続けた言葉が印象的だった。「それだったらね。目標を決めずにいつもいつも違うことに挑戦して、その中で今はこれをやりたいってことを探りながら進みたい」
将来の判断の基準を「ダンス」と言った。「踊れるうちは踊りたい。私は歌のメッセージよりもカッコ良さを伝えたいから」
引退も安室にとっての「挑戦」のように思う。「もしもね、いつか踊れなくなったらロックをやりたい」。いつかその姿を見てみたい。 (阿部 公輔)