「ドクターX」「陸王」に「監獄の―」…秋ドラマで視聴者“期待”ランキング
2017年10月02日 18:10
芸能
秋ドラマ期待値調査トップは米倉涼子の大ヒットシリーズ「ドクターX 〜外科医・大門未知子〜」(テレビ朝日木曜21時、12日スタート)で3・12ポイント(5段階評価の平均)。回答者からは「このマンネリは結構好き」(50歳男性)、「安定の面白さだから楽しみ。また“わたし失敗しないので”が聞けるのがうれしい」(52歳女性)など、今回で5作目となるがマンネリさえも“期待”ととらえているのが人気の理由の1つ。4位には16シーズンを迎える「相棒」(2・88ポイント、水曜21時18日スタート)もランクインしており、テレビ朝日の人気シリーズ路線は盤石だ。
2位は役所広司主演の「陸王」(TBS日曜22時、15日スタート)。「半沢直樹」(12年)、「ルーズヴェルト・ゲーム」(14年)、「下町ロケット」(15年)に続く同局の同スタッフによる池井戸潤原作ドラマの第4弾。いずれの作品も高視聴率を獲得し、「テレビウォッチャー」の満足度でもそれぞれ4・34(5段階評価)、3・96、4・23と全て高満足度の基準3・7を上回り安定感は抜群。今回もその期待に応えられるか、前評判は良い。
TBSでは3位に人気脚本家宮藤官九郎の最新作「監獄のお姫さま」(2・91ポイント、火曜21時17日スタート)も入った。「女子囚人の設定が興味深い」(54歳女性)など内容への期待値が高く、期待する理由の中で「あらすじが面白そう」と答えた回答者が最も多かった。
5位には篠原涼子主演の「民衆の敵〜世の中、おかしくないですか!?〜」(フジテレビ月曜21時、16日スタート)で2・85ポイント。平凡な主婦が市議を目指すという月9らしからぬ社会派ドラマとあって年齢層の高いM3・F3(50歳以上男女)の数値が高かった。期待する理由の中に「出演者が良さそう」と答えた回答者が最も多く、主演の篠原涼子はもちろん「なんといっても高橋一生さんの出演に期待」(63歳女性)など、選挙戦のライバルとして登場する、今話題の俳優の登場が期待値を高める要素となっている。
始まる前の前評判は前評判。実際にスタートすれば、また違った様相となる。期待値調査で上位にあがっていない秋ドラマも、いい意味でその期待を裏切ってくれるに違いない。