失踪した母捜す大衆演劇新スター 門戸竜二「1回でいい会いたい」
2017年11月03日 05:30
芸能
00年ごろから大衆演劇を志し、主に女形として修業を積んだ。現在は座長も張る花形役者に。長髪のウイッグと派手な衣装で童顔の門戸が踊る映像は、ネット上で「性別不明、年齢不詳」と話題を呼んでいる。
知名度を上げるために歌手業にも進出。2月に、スポニチOBの音楽評論家、小西良太郎氏のプロデュースを受け「デラシネ」でメジャーデビューした。題名は“根なし草”の意味で、自身の生い立ちがテーマ。口コミで評判が広がっている。
大衆演劇界の大先輩で、テレビでも引っ張りだこの梅沢富美男(66)も後押し。門戸はかつて梅沢劇団を半年で辞めているが、約4年ほど前、梅沢から連絡し、共演などを持ちかけている。「ずっと見守ってくださっていたようです。“とんでもない親だ。見返してやれ!”という、らしいお言葉を頂いています」と笑う。
母は生きていれば69歳。「今までは、出てきてくれたらという一心でやってきたが、事情があるなら、せめて手紙でも連絡してほしい。人生の荷物を一緒に背負ってあげたい」と話している。
◆門戸 竜二(もんど・りゅうじ)1969年(昭44)3月23日、大阪府生まれの48歳。5人兄弟の次男として生まれ、両親の失踪後は大阪府岸和田市の児童養護施設で暮らす。中学卒業後に上京し芸能活動を始めるが挫折。8年間の会社勤務を経て再び役者の修業を始める。02年に大衆演劇劇団の座長に。11年に退団し独立した。1メートル68、60キロ。