タレントの萩本欽一(76)が3日、都内で行われた、自身のドキュメンタリー映画「We Love Television?」(監督土屋敏男)の初日舞台あいさつにお笑いコンビ「次長課長」の河本準一(42)らと出席した。
最初で最後のドキュメンタリー映画出演となるが、自身は作品を見ていないことを公言。「充実感もない映画で、舞台あいさつ来るのも嫌だって言ってた」と文句。「俺、これは遺言だと思ってた。表出ると思ってないからすごい嫌なんだよ」とぶちまけた。同映画に出演している河本については「何でカットしなかったの?」と土屋監督に質問。河本は「僕が号泣しているところ、そこがキモなんだよ!」声を荒げ、「欽ちゃんから『頑張ったな』って言われて報われたと思って涙が出たのに、あの涙はなんだったのか…」と嘆き。「見てないからこういうことになる!」と怒り、「これが欽ちゃんです…」と苦笑いしていた。
そして萩本は土屋監督がカメラを回し、配給会社に「こういう映像がある」と立ち話で公開が決まったことを告白。「僕がここだけは見てくれってところは、自分は映画に出たって記憶はないが、映画にしちゃった人がいる。こういう土屋の無謀なところ」と評価し、笑いを誘っていた。