来秋朝ドラ「まんぷく」テーマは“復活”制作統括・真鍋氏 福田靖氏起用“念願”
2017年11月14日 13:40
芸能
タイトルには「物語のヒロイン・福子と、実業家の夫・萬平の夫婦の名前を合わせました。食と幸せのシンボル“満腹”という意味と、日本の朝に“福=幸せ”がたくさんあふれますように、という願いも込めています」という。
「龍馬伝」で演出を務め、脚本・福田氏とコンビを組んだ制作統括の真鍋斎チーフプロデューサーのコメントは以下の通り。
半年間のドラマを描いてゆくにあたって、「これです」と言い切れるたった1つのテーマを提示するのはなかなかに難しいことです。「まんぷく」も多くのテーマを含んでいますが、それでは何も語ったことにはならないので、あえて1つ、このドラマの大切なテーマを申し上げるとすれば、これは「復活の物語」であるということでしょうか。
脚本をご担当いただく福田靖さんにご提示いただいたテーマの1つです。
福子さんと萬平さん夫婦は、激動の昭和を生きる中で、様々な浮き沈みを経験します。言われなき罪で当局に捕まってしまったり、事業に失敗して財産を失ったり…。そこから何度も這い上がって、世紀の発明を成し遂げた時には、2人は40歳をゆうに超えていました。心折れる時も、きっとあったと思います。しかし、彼らは高らかに言うでしょう。「人はいつだってやり直せる」と。
そうした物語のテーマをともに見つけてくださった福田さんとは、私は7年ぶりのお仕事となります。大河ドラマ「龍馬伝」でご一緒した時に、脚本の随所に散りばめられたユーモアが、比較的ハードな内容の大河ドラマの中にあって、キラりと光っていました。そのセンスをもって、いつか“朝ドラ”をご執筆いただきたいと思っておりましたところ、念願かなって「まんぷく」で結実いたしました。
楽しくて明るい、それでいて“実のある”朝のドラマを目指します。よろしくお願いいたします。