藤井四段 最速、最年少で通算50勝「1局1局積み上げて節目の数字に」

2017年11月21日 23:21

芸能

藤井四段 最速、最年少で通算50勝「1局1局積み上げて節目の数字に」
通算50勝を達成した藤井四段 Photo By スポニチ
 将棋の史上最年少プロ棋士・藤井聡太四段(15)は21日、関西将棋会館(大阪市福島区)で行われた「第66期王座戦一次予選」で平藤眞吾七段(54)を126手で下し、通算50勝(6敗、未放映のテレビ対局を除く)に到達した。
 「50勝は知ってました。1局1局積み上げてきたのが節目(せつもく)の数字になりました」と藤井四段は区切りの勝ちにも12時間を超える戦いに疲れ切った様子だ。50勝到達は、昨年12月24日に加藤一二三元九段(77)とデビュー戦で戦って以来10カ月29日のスピード記録。中原誠十六世名人(70)の60戦目(50勝10敗)より4戦早い56戦目での到達だが、史上最速での達成かは不明。また、中学生棋士5人のうちでも羽生善治棋聖(47)の66戦目、加藤元九段の67戦目、谷川浩司九段(55)の76戦目、渡辺明竜王(33)の80戦目を抑えて最速で、しかも15歳4カ月の最年少での50勝到達となった(いずれも日本将棋連盟調べ)。

 対局は藤井四段が後手番。序盤からお互いにしっかり守りを固め、両者とも積極的な攻めがない。藤井四段は何度も記録係の棋譜を確認し、記録係の後ろに回ってタブレットに映る先手番から見た画面を凝視する。“ひふみんアイ”で読みを進める。90手目を過ぎても一進一退。106手目の6三金で「好転したかなと思いました」と勝利が見えたようだ。

 次戦は24日、「王位戦予選」で北浜健介八段(41)と対戦する。
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