暴行問題が音楽界に波及…日馬出演のKUNI公式MV非公開に
2017年11月24日 05:46
芸能
KUNIは神奈川出身。12年ほど前、デビューを目指しホテルでドアマンを務めていた頃に日馬富士と知り合い、場所の合間に酒をくみ交わすほどの間柄になった。同曲は日馬富士が、06年に他界した父の思いを「代わりに歌ってもらえないか」と依頼してできたもので、MVでは父親をしのんで、日馬富士が涙する場面もあった。
14日に暴行疑惑が発覚後、日馬富士は暴行の事実を認めたが、現場での詳細なやりとりなど言い分が食い違う点が多く、いっこうに収束の気配を見せない。事態が泥沼化する中で、レコード会社内部でも協議が行われた。関係者によると「最終的に現役横綱が暴行を認めたという事実を重く見て、非公開の決断を下した」という。
レコード会社はスポニチ本紙の取材に、動画を非公開としたことを認めた。日馬富士は年内にも傷害容疑で書類送検される方針となっており、関係者は「現状を鑑みても非公開はやむを得ない措置」とした。一方で「楽曲はKUNIと横綱の絆から生まれたもの。事態が穏やかに収束してくれれば」と願望を口にした。