ユーミン座長舞台豪華すぎ開幕 弁当2万円超×200個、感動の涙も桁違い
2017年11月28日 05:00
芸能
![ユーミン座長舞台豪華すぎ開幕 弁当2万円超×200個、感動の涙も桁違い](/entertainment/news/2017/11/28/jpeg/20171127s00041000373000p_view.jpg)
万願寺唐辛子や京にんじんなどの京野菜やアワビ、マツタケ、グジ(アマダイ)など高級素材を惜しみなく使用。おわんの具の配置やタレ漬けした極上卵黄など舞台名の「朝陽(あさひ)」を思わせるメニューも盛り込んだ17品。この日、京都市内から陸路8時間かけ運び込まれた。過去2回行った帝劇公演も懐石弁当を出したことがあるが「パワーアップしてます」と自信の出来栄えになった。
稽古も破格だ。主に映画撮影で使う都内の「東宝スタジオ」を4日間押さえ、帝劇と同じ大きさの回転舞台や照明器具などを整えてリハーサル。さまざまな舞台を知る主演の寺脇康文(55)が「こんなに金かけてるところ、ないっすよ」と漏らすと女王はこう答えたという。「何言ってんの。ユーミンよ」
何より一番凄いのは演劇のクオリティーだ。500年後の世界を舞台に、時を超えた男女の純愛を描く約3時間超の長丁場。ユーミンはポイントごとに衣装を替えて出現。持ち歌を熱唱し、物語の感動が増幅される。「過去2作もハンカチが必要でしたが、今回はバスタオルもの。歌いながら胸が詰まります」と、涙なしには見られないと強調した。
「弁当ばかり取り上げられるのも痛しかゆしですが、それで少しでも興味を持っていただければ。内容には、絶大な自信がありますので」。ポップスの女王が才能を詰め込んだ舞台は、弁当をしのぐ味わいだ。来月20日まで。