NGT荻野由佳、センター理想像は大島優子 万華鏡のようにみんなを輝かせたい
2017年12月03日 09:20
芸能
「今は重圧を感じてますけど、発表された時は本当にうれしかったです。NGTに入ってから、やはりグループのトップに立ちたいと思ってました。それを外に言う勇気はなかったんですけど、私は相当な負けず嫌いなので、誰にも負けたくないという気持ちでやってきました」
――センターとは、どんなポジション?
「センターは自分だけ輝けばいいというものじゃないと思うんです。私は大島優子さんが好きで、AKBを目指しました。“ヘビーローテーション”の時、大島さんはセンターで輝いてたけれど、周りの皆さんもキラキラしてた。もちろん、周りの皆さん自身のオーラもあると思うんですけど、私には、真ん中に立つ人のキラキラが伝染しているように見えたんです。大島さんこそ、私の理想のセンターです」
――これから大島優子さんのようなセンターになる?
「NGTが万華鏡のように、どこを見ても楽しめるようなグループになったらいいと思います。私は万華鏡の筒のミラーのように、みんなを映し出して輝かせる存在になりたいです」
――ご自身の課題は?
「もっと引き出しを増やさないといけないと思っています。今は引き出しが少なくて、同じことを毎回やってる気がするんです。例えば握手会でもレーンの周りに装飾をつけたり元気に対応したりしてるんですけど、それだけじゃつまらない。引き出しを増やしていかないと、これ以上、上には行けない。この一年が勝負だと思います」
――具体的にどんな引き出し?
「今はそれすら思い浮かばないんです。いっぱいいっぱい過ぎて、何も見えてないというのが正直なところです。だから、まず自分の心に余裕を持たせるところから始めなければいけないと思います」
――それにしても、オーディションに何度も落ちたのに、よくNGTのセンターまでたどり着きましたね?
「諦めてました。何度も落ちて“無理”という気持ちになりました。でも、両親が後押ししてくれたんです。元々父は反対だったんですけど、オーディションを見に来てくれた時に“頑張ってるな”と理解してくれたんです。私が諦めていた時も“本気で目指しなさい”と励ましてくれました。だから、自分がアイドルになりたいというより家族を喜ばせるために受け続けたという感じです」
――その時の両親の応援があったからこそ今のセンターがある!?
「本当にその通りですね」
――ここまでの歩みはまさにAKBドリームだと感じます。
「ここまで来たのが信じられないという思いがあります。今年の総選挙の速報で1位にさせていただいた時、凄く怖かったんですけど、秋元(康)先生が“AKBそのもの”と言ってくださったんです。“AKBそのもの”という言葉を頂いたからには、ファンの人たちに支えてもらいながらストーリーを作っていかなくちゃいけないという思いが強くなりました」
――これからNGTの中でどんな存在になりたい?
「“荻野がいなければNGTは始まらない”と思ってもらえる存在になりたいです」
――48グループ全体の中では?
「必要とされる人になりたいです」
――最終的な目標は?
「NGTとしてAKBを超えたいです。AKBあってのNGTではあるけれど、私はAKBに勝ちたい。私がドラフトでNGTに指名されてNGTに行くことを決意したのは、AKBを超えたいという思いがあったからなんです。だから、AKBを超えないと自分の思いを果たしたことにならない。NGTがAKBを超える日まで頑張りたいと思っています」
≪スタッフの荻野評「人当たりの良さ」≫周りのスタッフらが口にする荻野の特性は「人当たりの良さ」。そのため、NGTのキャプテン・北原里英(26)だけではなくHKTの指原莉乃(25)やAKBの渡辺麻友(23)ら先輩たちともすぐに打ち解けることができた。荻野は「人見知りをしないからだと思うんです。誰かの心にすっと入っていけるのは、いろんな歌の世界を表現するためにも必要なことだと思いますし、これからも積極的になりたい」と明かした。
◆荻野 由佳(おぎの・ゆか)1999年(平11)2月16日生まれの18歳。埼玉県出身。2011年からAKBのオーディションを受けて落選の連続。14年9月からバイトAKBで活動。15年5月、第2回AKB48グループドラフト会議でNGTの指名を受けた。16年1月、劇場公演デビュー。同年の総選挙で圏外の95位。今年の総選挙では速報1位、最終的に5位になった。