京都を拠点に活動する3人組バンド「くるり」が3日、大阪城ホールで開かれた「第35回1万人の第九」(本社後援)にロックバンドとして初の出演を果たした。オーケストラや1万人の合唱団との共演で持ち歌の「ジュビリー」「ブレーメン」などを披露した。
ボーカル・ギターの岸田繁(41)は「1万人の第九を初めて生で体感し、とても感動した。言葉にするのが難しい」と感無量のようす。同じ京都出身で総監督・指揮を務める佐渡裕氏(56)とのステージ初共演も果たし、「あらためてファンになりました」と語った。ベースの佐藤征史(40)、トランペットのファンファン(32)も今後、合唱団に「参加する!」と宣言するほど感激していた。
昨年、30分超の交響曲を書き下ろすなどクラシック、オーケストラへの造詣も深い。この日も、岸田が1万人の第九のために書き下ろした楽曲がオーケストラによって演奏された。