ヤクルト、阪神、楽天などで監督を務めた野村克也氏(82)の妻で、8日に死去した野村沙知代(のむら・さちよ)さん(享年85)の死因が、虚血性心不全だったと9日、所属事務所が発表した。訃報から一夜明けたこの日、都内の自宅前には約15人の報道陣が集まり、事務所関係者は「医師からは85歳という高齢のため、一般的に心臓に負担がかかりやすいと説明があった」と話した。
沙知代さんは8日午後2時ごろ、都内の自宅で意識不明となり、病院に緊急搬送された。同4時9分に逝去。息を引き取るまで見守った克也氏は「兆候は全くなかった。突然死みたいなものだと思う」と話していた。
葬儀・告別式については家族の意向で密葬で執り行い、後日、お別れの会を開く。四十九日法要後で、来年になる見込みだ。