有村架純「自分を開放できた」カナダ紀行でデトックス 紅白司会へのパワーにも

2017年12月13日 18:00

芸能

有村架純「自分を開放できた」カナダ紀行でデトックス 紅白司会へのパワーにも
「カナダ大自然の旅」で人と自然とのふれあいを満喫した有村架純(C)NHK Photo By 提供写真
 17年前期のNHK連続テレビ小説「ひよっこ」でのヒロイン・谷田部みね子好演の記憶も新しい女優・有村架純(24)。デビューから女優業を走り続ける中、このほど自分を見つめ直す旅に出た。16日に放送される同局の紀行特番「有村架純 カナダ大自然の旅」(後7・30〜後8・45)では、憧れのカナダを旅し、ナレーションも担当。人々と自然にふれあうことで新たな自分に気付いたほか、大みそかの「紅白歌合戦」の紅組司会に向け「パワーになりました」と頼もしく話す。
 「こんなに長い期間、海外に出たのは初めて」と語る10日間のカナダ紀行。同国に留学している友人から「自然と人が共存していて、居心地がいい」と伝えられ「行ってみたいという思いを強くしていた」という。今回は東部を訪ね、ナイアガラの滝の迫力に圧倒されたり、プリンス・エドワード島ではクランベリーの収穫のお手伝い。また、メープルシロップ作りの達人からは、国の歴史を学ぶ場面も。「いろいろな国の人が住まれていることもあって寛大な人が多いですし、すごく大きな心で受け止めてくれるような感じがしました」と、面積の大きさだけでなく、懐の大きさも感じられたと話す。

 旅のコンセプトは「自分を見つめ直す」。収穫の一つは「自分の気持ちを開放することができたこと」だという。「20歳を超えてから、ずっとお仕事をさせていただいている中で、自分の中で気持ちを開放的にしていくことが難しくなっていた。旅の最初も開放の仕方を忘れていて、感じたものを言葉にすることが凄く難しかった」と明かす。それでも同国の大きさに抱かれ「固まっていたものが柔らかく溶けていった気がして、デトックスできたような、そんな時間でした」。気づけば、現地の人にどんどん話しかけ英語で会話。「本来なら探り探り、相手との距離を測って遠慮してしまうのですけど、意外にたくさん話せました」。開放を感じた一コマだ。

 「ひよっこ」クランクアップの約1カ月半後の渡航。ひよっこ撮影ではヒロインの責任を果たすべく前だけを見て進んでいた。それだけに「はるか昔のことのよう」と振り返る。この10日間は、時間の流れの速さを通常に戻す役割も果たしたようだ。

 大みそかには「紅白歌合戦」の紅組司会という大役が控えている。「自分の毒素をカナダに置いていくのもどうかと思うのですけど(笑い)、日本にはもう絶対持って帰らないって思って。いろいろな方と話し、コミュニケーションをとって毒を出すことができたので、リフレッシュになりましたし、(司会への)パワーにもなりました」と力強い。

 番組ではナレーションも担当。ナイアガラの滝で雨具姿になる場面で「ひよっこでも着ました」とちゃめっ気たっぷりに紹介したり、同時収録はなかったものの「ひよっこ」ファンで知られた同局の高瀬耕造アナウンサー(41)との“共演”を果たすなど、こちらも話題になりそうだ。

 また、一日の終わりを自撮りして日記のようにコメントすることにも挑戦。「とにかく本当に“素”でいると思います。作業着姿もありますが、わりとなじむタイプなんじゃないかと。そこも見どころで(笑い)」。旅を通じて発見できた新たな自分。24歳の素顔がそこにある。
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