落語×ラップ 春風亭一之輔が初の音楽プロデュース、ハイパーヨーヨとコラボ
2017年12月17日 05:30
芸能
一之輔は2012年に21人抜きで真打ち昇進。持ちネタ200以上の実力に加え、現代風に設定を変える分かりやすい芸風で、年間の高座は900席を数える人気。今年4月にNHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」でも取り上げられたトップランナーだ。
ハイパーヨーヨとはラジオの共演をきっかけに、互いの公演に足を運ぶなど数年来の交友がある。7月にラジオ番組で作詞を頼まれたことがプロデュース進出の契機になった。「普通に歌詞を書いたが、毒が出てネガティブになっちゃう」と新ジャンル「落語ラップ」を編み出した。
ライブではすでに“ネタおろし”済み。普段は激しいステージを見せる2人が、座布団に正座し着物姿で披露する曲に「おじいちゃんおばあちゃんがノリノリになってくれる」と、メンバーのユカリン(28)は強い手応えを口にする。
ありそうでなかった落語と歌の融合。チャンチャラ(28)は「来年夏には落語ラップでアルバムを出したい。その頃には日本武道館でやれそう」と自信。一之輔は「その暁にはコラボライブに」とヒットを確信している。
◆hy4_4yh(ハイパーヨーヨ)5人組「YO_OY(ヨーヨ)」として05年結成。06年に現名称に。相次ぐメンバーの脱退で、14年にユカリン、チャンチャラの2人組となる。インドネシアのクラブ音楽「ファンコット」を導入するなど、多彩な音楽性で活動。「氣志團」綾小路翔や藤井隆、プロレスラーの中邑真輔ら有名人にもファン多数。