桑田佳祐、紅白出演！年越しライブから中継、架純と「ひよっこ」コラボ

　サザンオールスターズの桑田佳祐（６１）が、大みそかの「第６８回ＮＨＫ紅白歌合戦」（後７・１５〜１１・４５）に特別出演することが２１日、分かった。ソロでは食道がんでの活動休止から復帰となった２０１０年以来、７年ぶり２回目の出場。ＮＨＫが交渉に尽力してきた成果が実り、最後の紅白出演となる安室奈美恵（４０）とともに目玉となる。 　ソロデビュー３０周年の節目の年を紅白で締めくくる。歌唱曲は今年の連続テレビ小説「ひよっこ」の主題歌「若い広場」。当日は午後９時半から横浜アリーナで自身の年越し公演を開催するため、中継での出演となる。本紙の取材では出番は午後１１時前後。「ひよっこ」に主演した紅組司会の有村架純（２４）とコラボレーションする演出が濃厚だ。

　ＮＨＫは前日２０日にも「交渉は粘り強く続けています」（放送総局長）としていたが、既に手応えは得ていたとみられる。関係者は出演決定がこの時期となった理由を「年越しライブからの中継の段取りを組むのに時間がかかったため」と説明。桑田自身は紅白出演に当初から前向きで、障壁は中継出演が可能かどうかという物理的な問題だった。

　桑田は「ひよっこ」で初めて朝ドラ主題歌を手掛けた。自身も欠かさず見ており「素晴らしい出演者の方々の演技と心温まるストーリーに、毎日のように笑ったり涙したりしていた」という。主題歌への思い入れも強く、「紅白という晴れの舞台で歌わせていただけることは、この上ない喜び」と話している。

　来年はサザンの４０周年イヤーで、さらなる活躍が予想される。「私も還暦を過ぎてしまいましたが、若い出演者の方々に負けないよう、頑張って歌います！」と力を込めた。