日本バレエ協会前会長の薄井憲二さんが死去

2017年12月24日 22:14

芸能

 日本バレエ協会の前会長で舞踊史研究家の薄井憲二(うすい・けんじ)さんが24日未明、悪性リンパ腫のため京都市山科区の病院で死去した。93歳。東京都生まれ。葬儀・告別式は近親者で行う。喪主は長男秀幸(ひでゆき)さん。後日、お別れの会を開く予定。
 16歳で本格的にバレエを始め、東大在学中に出征。シベリア抑留から帰国後、バレエダンサーとして数々の舞台で活躍。モスクワ、バルナなど数多くの国際バレエコンクールの審査員を歴任したほか、日本バレエ協会の第4代会長を務めた。

 バレエ資料の収集にも取り組み、約6500点のコレクションを兵庫県立芸術文化センターが所蔵している。著書に「バレエ千一夜」など。2016年、ロシアの舞踊誌の「踊りの魂賞」を受賞した。
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