【2017年高視聴率ドラマ30傑】貫禄の最多9作品“ドラマのテレ朝”定着 シリーズもの堅調
2017年12月29日 09:00
芸能
今回は集計を連続ドラマに限定。2017年に放送された連続ドラマを対象とした。テレビ朝日はベスト30に9番組が名を連ねた。「ドクターX」をはじめ、「相棒」「警視庁捜査一課9係」「科捜研の女」と定番シリーズが堅調。昨年に引き続き、貫禄の最多ランクインとなった。
TBSは「陸王」「小さな巨人」「A LIFE〜愛しき人〜」「ごめん、愛してる」と日曜劇場が4期ともランクイン。「陸王」をはじめ最終回へかけて、物語が盛り上がるとともに視聴率の数字も伸長する傾向が顕著だ。昨年「逃げるは恥だが役に立つ」が大ヒットした火曜10時枠では「あなたのことはそれほど」「カンナさーん!」の2作品が高視聴率をマーク。新たな名物ドラマ枠の誕生を予感させる。
NHK連続テレビ小説は「ドクターX」の後塵を拝したものの、コンスタントに20%を超え、2〜4位を確保。大河ドラマの「おんな城主 直虎」は視聴率こそ伸び悩んだが、オモシロ副題が話題となるなどファンからは高評価の声が多かった。
◆日テレ10傑入りならずも8作品ランクイン フジ月9復活へのろし
日本テレビは10傑にこそ入らなかったが、水曜10時枠が堅調。「奥様は、取り扱い注意」「過保護のカホコ」「東京タラレバ娘」とヒット作を連発した。また、土曜&日曜枠の休日ドラマも最高11〜12%台と安定していた。
昨年ランクインがなかったフジテレビ“月9”からは「コードブルー」が9位に。火曜枠からも「CRISIS」「嘘の戦争」と話題作が飛び出した。
全体を総括すると、シリーズものが堅調の傾向。トップ10の内訳では、4作品がシリーズ“続編”で3作品が連続テレビ小説。固定客の視聴をしっかりと掴んで離さなかった印象だ。
【2017年の高視聴率ドラマベスト30】(2017年に放送された連続ドラマのみが対象)
(1)25・3% 12月14日 テレ朝 木曜ドラマ・ドクターX 外科医・大門未知子(最終回)
(2)24・4% 9月28日 NHK 連続テレビ小説・ひよっこ
(3)22・5% 1月20日 NHK 連続テレビ小説・べっぴんさん
(4)22・3% 10月 4日 NHK 連続テレビ小説・わろてんか
(5)20・5% 12月24日 TBS 日曜劇場・陸王(最終回)
(6)17・9% 4月20日 テレ朝 木曜ドラマ・緊急取調室シーズン2(初回)
(7)16・9% 1月 8日 NHK 大河ドラマ・おんな城主 直虎
(8)16・6% 10月25日 テレ朝 木曜ドラマ・相棒season16
(9)16・4% 9月18日 フ ジ 月9・コードブルー season3
(9)16・4% 9月18日 TBS 日曜劇場・小さな巨人
(11)15・7% 6月18日 TBS 日曜劇場・A LIFE〜愛しき人〜
(12)14・8% 6月20日 TBS 火曜ドラマ・あなたのことはそれほど(最終回)
(13)14・5% 11月 1日 日テレ 水曜ドラマ・奥様は、取り扱い注意
(13)14・5% 4月13日 テレ朝 木曜ミステリー・捜査一課長 season2(初回)
(15)14・0% 9月13日 日テレ 水曜ドラマ・過保護のカホコ(最終回)
(16)13・9% 4月11日 フ ジ 火曜ドラマ・CRISIS 公安機動捜査隊特捜班
(16)13・9% 4月26日 テレ朝 水曜ドラマ・警視庁捜査一課9係 season12
(18)13・8% 1月18日 日テレ 水曜ドラマ・東京タラレバ娘
(19)13・6% 10月13日 TBS 金曜ドラマ・コウノドリ
(20)13・1% 7月13日 テレ朝 木曜ドラマ・遺留捜査(初回)
(20)13・1% 11月23日 テレ朝 木曜ミステリー・科捜研の女 第17シーズン
(22)13・0% 9月14日 テレ朝 木曜ドラマ・黒革の手帖(最終回)
(22)13・0% 9月14日 テレ朝 水曜ドラマ・刑事7人
(24)12・9% 1月14日 日テレ 土曜ドラマ・スーパーサラリーマン左江内氏
(25)12・8% 9月17日 TBS 日曜劇場・ごめん、愛してる(最終回)
(26)12・6% 7月25日 TBS 火曜ドラマ・カンナさーん!
(27)12・0% 4月15日 日テレ 土曜ドラマ・ボク、運命の人です。
(27)12・0% 1月10日 フ ジ 火曜ドラマ・嘘の戦争
(29)11・2% 7月 8日 日テレ 土曜ドラマ・ウチの夫は仕事ができない(初回)
(29)11・2% 4月23日 日テレ 日曜ドラマ・フランケンシュタインの恋(初回)
(29)11・2% 1月22日 日テレ 日曜ドラマ・視覚探偵 日暮旅人(初回)