国民栄誉賞決定の羽生氏 決意新たに「自分の限界に挑む」
2018年01月05日 21:42
芸能
同会館で午後に開かれた記者会見では「驚きと同時にうれしく思う」と受賞の感想を述べた。棋士としての哲学を問われると「結果が出なくても思い切ったことをやろうという気持ちを失わなかった」と即答。質問者の目をじっと見つめながら誠実に話した。
「万全の態勢で対局に臨めるよう気を使ってもらっている」。棋士生活を支える家族に謝意を示した場面では、自然と笑みがこぼれた。
同時受賞となる囲碁の井山裕太氏(28)へも「現在進行形で歴史をつくっている」と賛辞を贈った。
日本将棋連盟を通じて「先人が長年築いてこられた歴史の継承があったからこそ、と受け止めています」とのコメントも発表し、将棋界の伝統へ敬意を込めた。