星野氏、元野球選手のキャスター“先駆者” 7年連続「理想の上司」1位
2018年01月07日 09:50
芸能
共感を呼んだ背景には、シンプルでストレートな星野流の監督哲学があった。自著「星野流」(世界文化社)では「誰に対しても“分かりやすい存在”でなければならない」「是々非々を徹底的に。基準はひとつ、いいか悪いか」「点火のためには、時には殴る、それがどうした」「怖さ7割・やさしさ3割でちょうどいい」などとつづっていた。03年の新語・流行語大賞でトップテン入りした「勝ちたいんや!」など、短く力強い名言の数々でも人々の心を動かした。
飾らない人柄で芸能界や経済界にも太いパイプをつくった星野氏。情熱と人情で球界の域を超えて愛された「闘将」だった。