浅野ゆう子“寄り添い婚” 57歳初婚「この年齢だからこそ」
2018年01月12日 05:30
芸能
浅野はこの日、マスコミ各社にファクスで結婚を報告。相手の男性を「同世代」とした上で「お互いこの年齢で…とも思いましたが、この年齢だからこそ、互いの健康に気遣いつつ、寄り添いながら穏やかに、これからの人生を歩んでいこうと決めました」とつづった。仕事は続けていく意向で、所属事務所によると今後、会見などは予定していない。
悲しみを乗り越え、選んだ“寄り添い婚”だ。14年、7年間交際した俳優の田宮五郎さん(享年47)を亡くした。田宮さんがくも膜下出血で倒れた12年に「懸命に病と闘っております」と交際宣言。同居して闘病を献身的に支えた。
関係者によると、浅野は看病を続ける中で、田宮さんとの結婚を真剣に考えていたという。田宮さんは回復してプロポーズする覚悟で約2年半、闘病した。だが思いはかなわず、最期をみとった浅野はしばらく憔悴(しょうすい)し切っていたという。その後笑顔を取り戻し、女優として仕事に全力を注ぐ浅野を、同世代の男性が支えたとみられる。
少子高齢化の時代に50代の結婚は増えている。厚生労働省の人口動態調査(16年)によると、50代の初婚件数は男性が4247件、女性が1595件。トレンディードラマ全盛期の90年と比べると、全世代の初婚件数が3分の2近くまで減っている中で、50代の男性は5倍、女性は1・7倍に増加。老後を2人で穏やかに過ごしたいという熟年カップルが増えている証だ。
熟年結婚がトレンドの今、浅野はつらい時期を経て巡り合った人とともに、幸せな生活を重ねていく。