亀梨和也「FINAL CUT」現場での“イケメンなしぐさ”とは
2018年01月12日 10:15
芸能
そのしぐさとは、相手に背中を向けた状態からやおら振り返り、二枚目の口調でカッコイイ一言を返すというもの。具体的には会見で「エレキコミック」やついいちろう(43)が語ったエピソードから想像してほしい。
「撮影初日に僕のせいで、すごく撮影がおしちゃった。撮影後にごめんねと謝ったら、いきなりバッと振り返って“役者は、待つのが仕事ですから…”。一言だけ発して、さっそうと帰っていった」
その後は亀梨の“振り返って一言”エピソードが続々。水野美紀(43)が「クリスマスイブに、けっこう緊迫したシーンを撮っていた。亀梨さんは真剣で、クリスマス気分なんてないのかなと思って見てたら鼻歌でジングルベルを歌っていた。思わず“クリスマス気分やん!”とツッコんだら、バッ!と振り返って“1年に、1度ですから”って」と身振りとイケメン口調を実演しながら証言。
過去に共演歴がある杉本哲太(52)は「ずっと話してくれなくて“俺、嫌われてんのかなあ”と思っていたら、その日の撮影が全部終わった後、振り返って“哲太さん、お久しぶりっす!”とカッコ良く語りかけてくれて感激した」と恍惚の表情を浮かべた。
亀梨は「普段は家で素っ裸でグータラして“生まれたての亀”状態ですから。そういうのが報道で流れちゃうと、またみんな勘違いしちゃう」と恐縮しきりだったが、会見で慎重に言葉を選びつつ、ゆっくりとした口調で発言する姿は、共演者が口にしたエピソードがうなずけるかっこよさ。写真撮影時には報道陣の「できれば振り返ってください」との要求に照れながら応じ、共演者にからかわれる姿が印象的だった。
亀梨は過剰報道で母親を自殺に追い込んだマスコミに復讐(ふくしゅう)する青年役。シリアスな展開を支える舞台裏には求心力ある主役の姿があった。(記者コラム)