「西郷どん」序盤から“泣ける大河”に 深み持たせた“子役たちの熱演”

2018年01月14日 21:27

芸能

「西郷どん」序盤から“泣ける大河”に 深み持たせた“子役たちの熱演”
「西郷どん」第2話。貧しい農民の娘ふきを演じた柿原りんか(C)NHK Photo By 提供写真
 俳優の鈴木亮平(34)が主演を務めるNHK大河ドラマ「西郷(せご)どん」(日曜後8・00)第2話が14日に放送された。初回放送後から鹿児島弁が注目を集めるが、子役の熱演も「泣ける」と話題になっている。
 第2話。鈴木演じる西郷小吉は元服して吉之助と名乗り、年貢の徴収を行う役人の補佐役を務めていた。そこで、年貢が払えぬ農民の子で、借金の形にされた娘・ふきと出会う。吉之助の努力も空しく、ふきは身売りされることに。借金取りから何とかして守ろうとする吉之助に、ふきは「侍さん、もうよかです。私がいけば借金が消えもす。お父とおかんも楽になれる。そいなら私は喜んで売られていきもす」と語り掛け、「立派なお侍さんに会えて嬉しゅうございました」とニッコリ。吉之助は自身の無力さに怒り嗚咽する…。

 放送後ネットでは、ふき役を務めた柿原りんか(13)の演技を「ふき役の子、凄かった」「泣けた。演技が本当にうまい」と称賛する声が続出。主演の鈴木も自身のブログで「実は僕は、今週の主役は僕たちではないと思っております。村の娘『ふき』を演じた柿原りんかちゃん。彼女の切ない熱演に、皆さんも心を奪われてしまうこと間違いなしでしょう」と称えている。

 初回に西郷隆盛の子供時代・小吉を演じた渡邉蒼(13)も、大人顔負けの演技を披露。腕を切られ、剣を握れなくなった身体に絶望する場面は視聴者の涙を誘った。鈴木は初回完成試写会で「子役時代を演じ切った渡邉蒼くんと他の若い役者たちに拍手を送りたい。子どもたちの生き生きとしたとした空気感が『西郷どん』に輝きを与えてくれているなと思う」と子役たちの熱演を賞賛した。

 前作「おんな城主 直虎」は近年の大河では珍しく、第4回まで子役時代が続いた。直虎(柴咲コウ)の幼少時代を演じた新井美羽(11)、井伊直親(三浦春馬)役の藤本哉汰(14)、小野政次(高橋一生)役の小林颯(12)の熱演が話題となったが、「西郷どん」も子役たちの好演が物語に深みを持たせている。

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