小室哲哉 全盛期があったからこその苦しみ「それを下回ると枯渇、期待に応えられないという感覚あった」
2018年01月19日 21:10
芸能
音楽人生で一番うれしかったことは「90年代に皆さんがヒット曲を歌ってくれたのを垣間見れたこと」だとし、「一番つらいのはきょうです」と絞り出した。音楽制作については「あの時が良かったよねと言われるのがほとんど」とブームだった90年代と比較されることが多かったとし、「影響がありすぎた時代が基準。それを超えることはできないですし、それを下回ると、レベルが下がった、枯渇している、期待に応えられないという感覚があった。時代の流れもありますが、つい基準にしてしまう」と全盛期があったからこその、ここ最近の自身の音楽制作活動に苦しんでいたことを吐露した。
今後について「まとまってこうやっていくんですと、言える状況ではない」とし、「勇退みたいなことができる環境だったら、悔いがないと言えたのかな。遅かれ早かれという気持ちが精一杯かな」と思わぬ形で引退という判断をせざるを得なかったことに悔しさもにじませた。