原作者・東村アキコ氏も絶賛!月9「海月姫」の再現度 外見+動きも自発的に“完コピ”

2018年01月22日 08:30

芸能

原作者・東村アキコ氏も絶賛!月9「海月姫」の再現度 外見+動きも自発的に“完コピ”
オタク女子4人組「尼〜ず」を演じる(左から時計回りに)内田理央、松井玲奈、富山えり子、木南晴夏(C)フジテレビ Photo By 提供写真
 人気漫画家・東村アキコ氏の同名ヒット作を初めてテレビドラマ化するフジテレビ“月9”「海月姫(くらげひめ)」(月曜後9・00)。第1話(15日)が放送されるや、インターネット上で原作の再現度の高さに称賛の声が相次いだ。東村氏も太鼓判。原作に描かれた登場人物たちのユニークな動きも、出演者が自発的に“完コピ”した。
 2010年にはテレビアニメ化され、14年12月には実写映画が公開された「海月姫」。今回は初のテレビドラマ化。芳根京子(20)演じる筋金入りの“クラゲオタク女子”月海(つきみ)が女装美男子・鯉淵蔵之介(瀬戸康史)と童貞エリート・修(工藤阿須加)の凸凹兄弟に出会い、新しい自分と新しい生き方を見つける姿を描く。さらに兄弟と三角関係に陥り、自分には一生縁がないと思っていた恋を知る姿を、ギャグを交えながら描く新感覚の“シンデレラ・コメディー”。

 月海と一緒に男子禁制アパート「天水館」に暮らしているオタク女子4人組「尼〜ず」は、枯れ専のジジ様に木南晴夏(32)、鉄道オタクのばんばさんに松井玲奈(26)、三国志オタクのまややに内田理央(26)、和物オタクの千絵子に富山えり子(年齢非公表)。鯉渕家の運転手・花森よしおを要潤(36)が演じる。

 おのおのが濃密なキャラクターを体現し、SNS上には「再現度、半端ない!」「尼〜ずの再現度も凄い!特に、まややの再現度が神すぎる」「要潤さんがハマりすぎ」などの声が続出した。原作の東村氏も「第1話、息子と大笑いしながら見ました!芳根ちゃん、かわいいだけじゃなく演技がほんとにうまい!瀬戸くんの女装も想像以上に女の子!!2話目以降も期待大です!」と絶賛している。

 同局編成企画の渡辺恒也氏は「最初から原作を完全に再現しようと、こだわっていたわけではありません」と断りながらも「ジジ様のカーディガン、ばんばさんのアフロヘアー(天然パーマ)とボーダー、まややのジャージなど、それぞれのキャラクターのシンボルとなるようなキーアイテムについては、まず原作通りに試してみて、おもしろければ決定する、という流れで衣装合わせを行いました」と明かす。

 「その見た目に加え、ジジ様の猫背、まややの手の動きやなど、原作のユニークな動きも自発的に完コピしてくれていて、それぞれの役者が『海月姫』の世界に浸って楽しみながら演じています。結果、東村先生や原作ファンの方にも認めてもらえて良かったと思います。個人的には、花森役の要潤さんは『この役は自分にしかできないと思った』と仰った通り、本当に原作のまま飛び出してきたようなたたずまいなので、ある意味、自然に再現度を達成できて良かったです」と手応えを示した。

 原作は修が兄、蔵之介が弟だが、29歳の瀬戸と26歳の工藤の「実年齢のバランスを踏まえ、原作の設定とは違い、修(工藤)が1歳下の弟という設定」(渡辺氏)に変更。「シュウシュウ(修)の持つ生真面目なゆえのピュアさや、初めての恋に翻弄され、先が見えなくなるキャラクターはそのままですので、原作ファンの方もご安心ください」とした。原作の東村氏も「工藤くんの不器用で純粋なエリート感も新鮮でした!」と評価している。
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