NHK 安室「Hulu」映像の説明“食い違い”改めて否定「認識が違うのではないか」

2018年01月24日 16:01

芸能

NHK 安室「Hulu」映像の説明“食い違い”改めて否定「認識が違うのではないか」
東京・渋谷区神南のNHK Photo By スポニチ
 NHKの木田幸紀放送総局長が24日、東京・渋谷の同局で定例会見を行い、有料動画サービス「Hulu(フールー)」で配信された、昨年大みそかの「第68回NHK紅白歌合戦」での安室奈美恵(40)の出演時の舞台裏をまとめた映像についての説明に“食い違い”が生じている件について改めて説明した。
 今月11日の定例会長会見で制作局幹部は「私どものクルーを入れた」と説明していたが、Huluは公式サイトで「Huluのカメラが撮影」としていたことから、“食い違い”が指摘されていた。

 木田放送総局長は「NHKでは毎回、紅白の舞台裏を撮影しています。それはNHKエンタープライズから制作会社に業務委託しています。エンタープライズから制作会社に委託して、今回の制作会社は以前から安室さんの密着ドキュメントを撮っているところで、NHKでも前からお願いしている付き合いのある制作会社です。こういう場合は誰に撮ってもらうのかは大変大事なこと。前から安室さんのドキュメンタリーを撮っている会社だと、(アーティスト側も)安心するので、委託したという形です」とあくまでNHKからの業務委託でお願いしたクルーであると強調した。

 Huluの公式サイトの説明については「向こう側の認識が違うのではないか」とした。今回は1社だけに提供する形になった経緯は「放送法の規定に基づいて、さまざまな形で活用しています。今回も通常の手続きに沿って行われた。NHKの立場としては、1社と決めているわけではなく、他からも要望があれば規定通りであれば提供する。ただ、申請をする側でNHK側の権利者許諾を取っていただく必要がある。そのうえで、申請していただいて、審査して、規定通りであれば提供する形になる。権利者の許諾の段階で、実際はどうしても一社になる」と説明した。今回は他からの申請はなく、映像は「秋以降、何らかの形で番組に使うつもりでいる」と付け加えた。
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