「抱かれたくない男」から一変…出川哲朗 同業者も認める愛されキャラ

2018年01月29日 11:30

芸能

「抱かれたくない男」から一変…出川哲朗 同業者も認める愛されキャラ
「抱かれたくない男」から一変、人気者となった出川哲朗 Photo By スポニチ
 かつて女性誌のアンケートで「抱かれたくない男」「嫌いな男」の“王座”に君臨したお笑いタレントの出川哲朗(53)。今やそのイメージは一変し、ひとたびロケ現場に登場すれば、女性からは悲鳴の「キャー!」ではなく黄色い声が飛ぶ。わが家の小学生の息子も、テレビ番組でその姿を見つけた瞬間、画面に釘付けとなり爆笑している。
 安定感抜群のリアクション芸、計算とは思えない言い間違いの面白さ、親しみやすいキャラ…。冠番組を持つほどの人気者となった出川だが、その存在感は同業者にも一目置かれているようだ。

 松村邦洋のインタビューをした時のこと。50歳という年齢を迎え、今後どうしていきたいか聞いたところ「後輩がいっぱいいますが、先輩づらして…ではなく、これからお世話になるかもしれないから。年下にいじってもらったりするのはありがたいですよ」と語り「出川さんみたいなポジションが一番すばらしいですね」と続けた。

 また、大ベテランの関根勤(64)に話を聞いた際にも、その口から期せずして「出川」の名前が出た。

 関根が芸能活動を続ける上で、モットーとしているのは「芸は健康の中にあり」ということ。格闘技好きの関根らしく、空手家・故大山倍達氏の名言である「技は力の中にあり」を、自分なりにアレンジしたという。「健康じゃなければ芸なんかできない、人を笑わせるなんてとんでもない」。そして「出川くんみたいに、椎間板ヘルニアの時でさえ面白い人がいましたけど、あの人は別格だから」と笑みを浮かべた。

 ブームとさえいわれる出川人気だが、決して一過性のものではないだろう。他人の悪口などで笑いをとるのではなく、親子で見て楽しめる愛されキャラ。今後も「抱かれたい男」に選ばれることはないだろうが、子供たちにとって「面白いおじさん」であり続けてほしい。 (記者コラム)
【楽天】オススメアイテム