「とくダネ!」BPOが放送倫理違反と判断 三浦雄一郎さんの故人表記にも言及
2018年02月08日 15:40
芸能
同番組は医師法違反事件で逮捕された容疑者として全く別の男性の映像をインタビューも含めて放送し、謝罪。8月には放送した時点では書類送検されていなかった京都府議会議員について「書類送検された」などと放送し、事実の確認がとれていない報道だったと謝罪した。委員会は10月、刑事事件の容疑者の映像と処分内容という最もセンシティブな情報について、同じ番組で間違いが続いたことは大きな問題だとしていた。
川端和治委員長は「先入観を持たずに、基本をきちんと守ることをもっと意識していただきたい」と苦言。フジテレビは「重大に受け止めて真摯に対応し、再発防止に務める」とした。
またこの日、同番組がVTRで、登山家の三浦雄一郎氏(84)の写真に「故・三浦雄一郎さん」とテロップを表示したことにも触れ「委員会としては放送局として事実をきちんと確認を取った上で放送する。それがメディアとしての使命であるという文化をもっと育ててほしい」と語った。