真屋順子さん 笑顔で「欽どこ」お別れ会、“番組の母”でもあった
2018年02月16日 06:30
芸能
歓談の場では他の出演者が「台本にない演出をするお父さん(萩本)に苦労する中“大丈夫よ”と優しくフォローしてくれた」と口をそろえ、「僕が褒めるなんてまずなかったからね。“番組のお母さん”もやっていたことを今日、初めて知った」と頭をかいた。
妻役に選んだ理由について「ブロマイドを見て、化粧してない珍しい人と思った。もっとも後日“失礼ね!あれでも化粧してるのよ”と怒られた」と笑いながら述懐。一方で、真屋さんが当時、敵役を多く演じていたことに触れ「女優の一番嫌な役を引き受けるのは、素敵なことだと思った」と明かした。
女優らしく台本を完璧に覚えて臨む真屋さんは、アドリブが飛び交う現場に思い悩んだこともあったという。共演期間中は、2人きりになったこともなかった。萩本は「番組が終わるとき、プロデューサーが2人になる機会をつくってくれた。順子さんが“お父さんと2人になるの、初めてですね”というので“ずいぶん苦労なさったでしょうね”と言ったら“いえいえ、そんなことありませんよ”。その二言で終わり。ずっと、申し訳ないと思いながらやってたんじゃないか」と振り返る。
番組終了後は頻繁に電話する間柄に。昨年10月に見舞った際は30分の予定が約3時間滞在。“欽どこファミリー”の活躍を励みに闘病していた真屋さんはいつになく食が進み、笑顔だったという。この日も笑いが絶えない、萩本家らしい“家族葬”となり「こんなに笑っていいのと思うくらい。順子さんも笑ってらっしゃると思う」と目を細めた。