斎藤工&松田聖子 異“食”共演、ベルリン国際映画祭でラーメン作品に喝采

2018年02月24日 05:00

芸能

斎藤工&松田聖子 異“食”共演、ベルリン国際映画祭でラーメン作品に喝采
ベルリン国際映画祭に参加した斎藤工と松田聖子 Photo By 提供写真
 俳優の斎藤工(36)と歌手の松田聖子(55)が22日(日本時間23日)、ドイツで開催中の世界三大映画祭の一つ「第68回ベルリン国際映画祭」に参加した。出演映画「ラーメン・テー」(監督エリック・クー、来年初頭までに公開)が食をテーマにした作品を集めた「キュリナリー・シネマ部門」で上映され、2人は舞台あいさつに登場。観客200人の喝采に感激しきりだった。
 旬な俳優と歌謡界の女王。異色のツーショットが世界三大映画祭の場で実現した。

 斎藤は世界三大映画祭に初参加で、聖子は初の国際映画祭。ともに緊張した様子だったが、斎藤は「グーテン・アーベント(こんばんは)」とドイツ語のあいさつで観客のハートをキャッチ。聖子は「ベルリンで皆さんに会えてうれしい」と流ちょうな英語とスマイルで魅了した。

 昨年末に完成した作品はこれが世界初上映。観客と一緒に初観賞した2人は上映後、喝采を浴びるとハグを交わして喜び合った。斎藤は「国際映画祭の醍醐味(だいごみ)を感じることができた。文化や国境を超える瞬間がこの空間にありました」と興奮。聖子は「感動で胸がいっぱいになりました。この映画をベルリンで見ることができて幸せでした」と余韻に浸った。

 日本、シンガポール、フランスによる合作映画。日本とシンガポールを舞台に、それぞれの国民食であるラーメンとバクテー(肉骨茶)を巡る物語が展開される。斎藤は群馬県のラーメン店の料理人で、幼い時に亡くなった母の足跡を追いシンガポールに渡る主人公。聖子は現地在住の女性を演じた。

 聖子の映画出演は「矢島美容室 THE MOVIE」(10年公開)以来。シンガポール映画界を引っ張るクー監督が、10代のころから熱烈なファンで出演を希望。斎藤には、写真を見てひと目ぼれしたという。

 映画はすでに欧州やアジアなど25カ国で順次公開されることが決まっている。斎藤は「いろんな国に羽ばたける作品。僕の代表作になった」と自信満々。聖子は「素晴らしい経験ができた。またこういう機会があれば」と笑顔を見せた。
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