斎藤工&松田聖子 異“食”共演、ベルリン国際映画祭でラーメン作品に喝采
2018年02月24日 05:00
芸能
斎藤は世界三大映画祭に初参加で、聖子は初の国際映画祭。ともに緊張した様子だったが、斎藤は「グーテン・アーベント(こんばんは)」とドイツ語のあいさつで観客のハートをキャッチ。聖子は「ベルリンで皆さんに会えてうれしい」と流ちょうな英語とスマイルで魅了した。
昨年末に完成した作品はこれが世界初上映。観客と一緒に初観賞した2人は上映後、喝采を浴びるとハグを交わして喜び合った。斎藤は「国際映画祭の醍醐味(だいごみ)を感じることができた。文化や国境を超える瞬間がこの空間にありました」と興奮。聖子は「感動で胸がいっぱいになりました。この映画をベルリンで見ることができて幸せでした」と余韻に浸った。
日本、シンガポール、フランスによる合作映画。日本とシンガポールを舞台に、それぞれの国民食であるラーメンとバクテー(肉骨茶)を巡る物語が展開される。斎藤は群馬県のラーメン店の料理人で、幼い時に亡くなった母の足跡を追いシンガポールに渡る主人公。聖子は現地在住の女性を演じた。
聖子の映画出演は「矢島美容室 THE MOVIE」(10年公開)以来。シンガポール映画界を引っ張るクー監督が、10代のころから熱烈なファンで出演を希望。斎藤には、写真を見てひと目ぼれしたという。
映画はすでに欧州やアジアなど25カ国で順次公開されることが決まっている。斎藤は「いろんな国に羽ばたける作品。僕の代表作になった」と自信満々。聖子は「素晴らしい経験ができた。またこういう機会があれば」と笑顔を見せた。