漫画家の松本零士さん(80)が2007年から中断していた代表作「銀河鉄道999」の執筆を再開し、11年ぶりの新作が完成したことが23日、分かった。タイトルは「ドリームブラックホール」。銀河系内に出現した謎の「暗黒トンネル」を探るため、999号に乗り込んだ鉄郎とメーテルの「終わりのない旅の始まり」を計32ページにわたって描く。
「『999』は終わりのない物語。しばらく停車していた999号が元気に発車しました」と松本さん。「新たな旅立ちの先に何が待つのか、私自身も楽しみ」とも話している。松本さんの生誕80年を記念して28日に刊行される「松本零士 無限創造軌道」(小学館)に収録される。