将棋の中学生棋士、藤井聡太六段(15)が23日、大阪市内の関西将棋会館で行われた畠山鎮七段(48)との王座戦2次予選を96手で制し、17日の朝日杯オープン戦優勝で昇段してからの初戦を白星で飾った。連勝も12に伸ばした。
六段という新しい肩書にも「あまり意識せず普段通り」に指したと説明。壁掛け時計が電池切れで午前中だけ対局場から姿を消すハプニングもあったが「消費時間がすぐに分からなかったが、特に気にすることはなかった」と動じず、シードを含めた16人による挑戦者決定トーナメント進出に王手をかけた。通算成績は67勝11敗。
平昌五輪で熱戦が続くカーリングと同様、将棋も対局中に“おやつ”を食べる。藤井はこの日、好物のチョコレートを持参し“もぐもぐタイム”に口にした。