「バイプレイヤーズ」松居大悟監督 ラジオで号泣 大杉漣さんに涙の誓い「責任を持って完走する」
2018年02月24日 12:05
芸能
「来週2月28日に4話で、脚本・宮本(武史)さんで、監督・横浜(聡子)さんで、再来週3月7日に最終話で、脚本・ふじき(みつ彦)さんで、監督・僕でやっています。プロデューサー、メンバーみんな…どうしていいか分からないと思ったんですが、今、僕らができることは『バイプレイヤーズ』というドラマが凄くとてもおもしろく、楽しく、明るいものだから、それを責任を持って完走することだと思っています」と鼻をすすりながら、声を振り絞った。
「凄く不安なことはいっぱいあるし、正直(大杉さんの急逝が)あまりよく分かっていないのも…。何か分からなくなっているんですが…。とにかく今は、撮っている素材と、これからできることを整理することだったりとか、スタッフと話をしたりとかしていることが凄く安心するというか…。今はそれしかできないと思っています」と大黒柱を突然失った悲しみの中、必死に前を向いた。
テレビ東京は23日、残る第4話を今月28日に、最終回(第5話)を3月7日に放送することを決定したと発表。第4話は3割、第5話は3分の2の撮影を残すが、脚本を一部変更する方向で撮影を進める予定。厳しいスケジュールの中、どのように完成、放送を目指すのか。「バイプレイヤーズ」チームの底力が期待される。
松居監督は前回の第1話、第2話、第5話、第8話、第11話、最終回、今回の第3話、第5話の演出を担当。20日に千葉県内で行われた大杉さんの最後の撮影も一緒だった。映画「アフロ田中」「アズミ・ハルコは行方不明」などを撮った新鋭で、前回、それまで名脇役たちと仕事をしたことがなく「新しい魅力を引き出してくれる」(浅野敦也プロデューサー)と抜擢された。