大杉漣さん遺作「バイプレイヤーズ」最終回4・5% 番組最高で有終の美
2018年03月08日 10:00
芸能
ドラマは約1年ぶりの復活となり、深夜枠(金曜深夜0・12)の40分枠からプライム帯(午後7〜11時)の1時間枠に昇格。昨年1〜3月に放送された前作「〜もしも6人の名脇役がシェアハウスで暮らしたら〜」に続き、大杉さん、遠藤憲一(56)田口トモロヲ(60)松重豊(55)光石研(56)が出演。寺島進(54)はスケジュールが合わず、今作は休んだ。
前回は、6人が共同生活を送る“おじさんだらけのテラスハウス”として話題に。今回は、テレ東制作の朝ドラ「しまっこさん」で共演することになった5人がロケ地を間違えて無人島に流れ着き、サバイバル生活を強いられる。何とか助かり、島の廃屋“島ハウス”で共同生活をしながら「しまっこさん」の撮影に臨む姿をユーモラスに描いた。
おじさんたちの“わちゃわちゃ”ぶりがパワーアップし、視聴者の“おじさん萌え”に拍車。無人島生活&劇中劇の朝ドラ設定、里見浩太朗(81)らの豪華ゲストや名脇役たちも撮影本番が始まるまで誰だか分からないシークレットゲストも反響を呼んだ。
約7割の撮影を残していた最終回だが、脚本直しをほぼ1日で終えるなど、厳しいスケジュールの中、キャスト・スタッフが一丸となり、総力を結集。見事、完成にこぎ着けた。
最終回は劇中劇「しまっこさん」がクランクアップ。打ち上げが行われ、キャスト・スタッフで「しまっこさん」最終回を鑑賞していると、最後に大杉さんたちが演じた端役、島おじさん・島ママのスピンオフドラマ「もしも島おじさんが主役になったら(仮)」が制作されることがサプライズ発表される…という展開だった。
大杉さんの最後のセリフは「バイプレイヤーズ もしも島おじさんが主役になったら」の撮影に向かう時の「よっしゃ、じゃあ、行きますかね」だった。
エンドロールの後に「このドラマはフィクションです。ありがとうございました!また、会う日まで。」とテロップが表示され、名脇役として濃密な時間を共有した4人の仲間、遠藤、田口、松重、光石が後ろ姿で波打ち際にたたずむ映像。4人は海に向かって「漣さーん、ありがとうー!」と大声で叫び、感謝した。