藤井六段、初の公式戦師弟対決制す!千日手指し直し局で杉本七段に“恩返し”
2018年03月08日 18:19
芸能
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指し直し局では、四間飛車に構えた杉本に対し、居飛車の藤井は王を穴熊に囲う。杉本の端攻めをかわした藤井は、相手の攻め駒を巧に封じながらカウンターで徐々にリードを広げ、反撃を狙う杉本を封じ込めた。
一昨年のデビュー戦から公式戦29連勝の新記録を樹立した藤井は、今年も1月途中から連勝街道を快走中。2月の順位戦では、最終戦を待たずにC級1組の昇級を決めて五段に昇段。一般棋戦の朝日杯オープン戦では佐藤天彦名人(30)、羽生善治竜王(47)らを次々に破り、15歳6カ月の史上最年少で棋戦初優勝。約半月で六段に昇段した。さらにこの日の勝利で、公式戦の連勝を14に伸ばした。
藤井は小学1年時に東海研修会で杉本と出会い、小学4年の奨励会入会時に弟子入りした。14歳2カ月の史上最年少でのプロ入りまで導いてくれた師匠に、鮮やかな「恩返し」を果たした。